杭頭固定の場合と比較して、どの程度杭頭変形量は大きくなりますか。
キャプテンパイル工法では、固定度が概ね0.3~0.7程度に変化します。固定度を考慮した弾性支承梁理論の式によると、固定度が0.3~0.7の場合には、杭頭固定に対して1.7~1.3倍程度の変形量となります(杭頭ピンの場合は杭頭固定の2倍の変形量となります)。しかし、杭頭固定の場合,大変形時には杭体が壊れるので、パイルキャップ位置と杭頭部の相対的な水平変位が比較的大きくなりますが、CTP工法では杭体の著しい損傷はないことから、杭頭固定よりも小さな水平変位で収まります。