杭体-パイルキャップ間の応力伝達は図のようになされます。曲げモーメントは、杭頭接合面の付加圧縮力及び引張定着筋の引張力で伝達されます。せん断力は、圧縮軸力の場合は接合面摩擦により伝達される要素もありますが引張軸力の場合には期待できません。このため杭体の負担せん断力は全てPCリングが伝達できるように、PCリング仕様を定めています。