2008年3月17日

コア定着法による引張定着筋現場実大引抜実験

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 2008年3月12日にコア定着法による引張定着筋の付着性能実験を前回(株)宇部三菱セメント研究所宇部センターにて行なった要素実験に続き、今回は実大の場所打ち杭を使用して行いました。

 杭径1800㎜の場所打ち杭(Fc=30)にSD490、D41の定着筋を想定した定着長を設定し、USD685、D41の鉄筋で引張実験を行いました。

 実験結果はコア定着法の付着強度が引張定着筋の引張降伏強度をはるかに上回る良好なものでした。これでコア定着法による定着筋の後施工法が確立されることとなりました。

 コア定着法とは場所打ち杭に現場にてコアを穿孔し、グラウト材(宇部興産U-グラウト)を充填した後に引張定着筋を挿入する方法です。