俺的な満足を補給する、不便なソロキャンプ
田村友法,東亜建設工業



気候の良いときに、ソロで2泊3日のバックパックキャンプをやっています。
公共交通機関で行くので、道具は最低限+楽しむため譲れないものをウキウキ厳選します。
リュックはバックパッカー文化を生んだKELTY製で、背負子のようなアルミフレーム付きです。
行先は、木陰があり、設備が最小限でビギナーが敬遠しそうなサイトを選びます。
また、有休も使って、平日メインの日程を組みます。
1日目。
まずはテントを設営し、寝転がってしばし休憩します。葉擦れの音に満たされます。
その後、焚火をするときは、跡形ない片付けが容易な焚火台などを使います。
乾いた枯れ枝などが手に入る環境なら、メタルマッチ※で火起こしも楽しみます。
(※金属化合物の棒で、金属片で擦ると火花を生じる。普通のマッチより手間と浪漫が増す)
焚火の後は、ランタンの揺らぐ炎とスキットル※の洋酒でくつろぎます。
(※ウィスキーを入れるための小型缶。映画などで、ヤサグれた感じの男が懐から出してあおるアレ)
2日目。
野鳥の声を聴きながら目覚めます。
そしてコメを炊き、味噌汁、生卵で朝食をいただきます。
日中は、近所を散歩したり、小道具を作ったり※して過ごします。
(※使い良いナイフでの木工作の時間は、色々満たされる)
近くに道の駅などがあれば、地場の食材を探したりもします。
時間がある※ので、ゆるりと過ごします。
(※自分の意志の下にある時間を過ごすというのが、一番人を満たすのだとか)
3日目。
撤収の日です。朝モヤが晴れたら物干しを作り※、テントの結露を取ります。
(※紐を使います。ロープワークをいくつか覚えると、色々便利で満足度もアップ)
朝食を食べたら荷物をまとめ、帰路につきます。
嗚呼、楽しかった!(了)
2025年9月