山陰城巡り

奥平 紀章,東亜建設工業

【写真1】鳥取城天球丸の巻石垣
【写真1】鳥取城天球丸の巻石垣
【写真2】松江城天守
【写真2】松江城天守
【写真3】山中御殿平から七曲りをのぞむ
【写真3】山中御殿平から七曲りをのぞむ
【写真4】七曲りを登りきっての景色
【写真4】七曲りを登りきっての景色

妻と息子が城・武将・歴史好きということもあって、家族旅行は「城メインでゆかりの場所巡り」となっています。
今年の3月は3年前に行く予定だった「山陰城巡り」に行ってきました(3年前は行く直前にキャンセル)。2泊3日で岡山~鳥取~島根です。

1日目は「津山城」と「鳥取城」の2城を攻めます。どちらも天守などの建物は残っておらず、石垣や天守台などを堪能します。
鳥取城は羽柴秀吉の兵糧攻めの舞台として有名です。見どころは2011年に修復が完了した天球丸の「巻石垣」ですね。【写真1】
「巻石垣」は天球丸の石垣崩壊の防止を目的に江戸時代の終わりころに築き足されたもので、球面の石垣は国内唯一とのことです。天球丸から30分ほど山を登れば本丸に着きますが、時間が無いのと熊が出るとのことで今回は断念しました。

2日目は「米子城」と「松江城」を攻めます。米子城も建物は残っていませんが、松江城には天守が現存しています。
松江城の見どころは何といっても国宝に指定された現存天守です。
松江城の天守は現存12天守の1つで、2015年に国宝に指定されました。黒塗りの壁が恰好良く、個人的に好きな天守の一つです。【写真2】
二の丸の3つの櫓も復元されて、当時の様子を感じることができ、国宝松江城を堪能しました。

3日目は「出雲大社」にお参りして、本旅行の我が家の目玉「月山富田城」を攻めます。こちらも建物は残っていません。
月山富田城は標高約190mの月山山頂に築かれた山城(日本五大山城の一つとされることもある)ですが、山麓にある山中御殿平手前までは車で行くことができます。山中御殿平は広大な曲輪跡でここから山頂の本丸を目指して登っていきます。【写真3】だいぶ急ですが、石畳で整備されているので登り易かったです。
この日は天気も良く、七曲りを登りきるとこんな絶景が待っていました。【写真4】

こんな感じで毎年2~3旅行しています。次は東北でしょうか。

2023年5月