和倉温泉

仲島晋作,三井住友建設

 はじめまして、三井住友建設の仲島と申します。コラム執筆の依頼を受け、皆さまどんなこと書かれているのかと恐る恐る、これまでのコラムを見させていただくと、自由なテーマで書かれており、安心いたしました。今回、私の出身地である石川県、和倉温泉についてご紹介せていただきたいと思います。

和倉温泉
和倉温泉
和倉温泉マスコット わくたまくん
和倉温泉マスコット わくたまくん
石川の海鮮
石川の海鮮
 皆様、ご存じかと思いますが、石川県は中部地方の北側、日本海に面しすこし出っ張っている県であります。石川県といえば、日本三大庭園の一つ、「兼六園」や日本海の海鮮など見どころはありますが、今回はその中で、私が生まれ育った和倉温泉について、宣伝も踏まえてご紹介します。

 和倉温泉は、石川県の出っ張りのちょうど根本あたりに位置しており、日本一の宿と言われる「加賀屋」もその中心部にある温泉街です。お湯としては、群馬の草津温泉のような山由来の湧き水ではなく、舐めると塩味のする海水系の湯が湧いており、私が子供の頃は温泉=塩味という固定概念から、「塩味じゃないのは温泉じゃない!」と、他の温泉を嘘だと思っていた記憶があります。私の固定概念の紹介はここまでとし、和倉温泉はここ数年、北陸新幹線の開通によるものか、観光客向けに道や、公園などきれいに整備されており、ご当地マスコットのかわいい「わくたまくん」が随所に配置され、私が住んでいた10年前より観光客の方にやさしい街となっております。また、私だけの温泉あるあるかもしれませんが、温泉に行くとなぜかコンビニに行きたくなってしまい、温泉街という景観を守るためか不明ですが、コンビニが遠いこともしばしばありますが、和倉温泉には温泉街にもかかわらず、コンビニも充実しており、お風呂の後、夜風にあたりながらコンビニに行って、部屋で缶ビールなんてことも容易にできてしまいます。そんな古き良き伝統も残しつつ、観光客の方にもやさしい和倉温泉、当然海鮮もおいしく空気もおいしいです。

 昨今のコロナウィルスの影響で、なかなか遠出しづらい状況かと思いますが、コロナ収束後の行先候補の一つにいかがでしょうか。

2020年10月