仙台の二度泣き

林正彦,大末建設

 大末建設技術部の林と申します。初めての単身赴任だった東北支店時代のことを寄稿させていただきます。

青葉祭り
青葉祭り
光のページェント
光のページェント
 東日本大震災の後、東京にオフィスを置きながら復興事業を担当していましたが、翌年東北支店を再開設することになり、誰が支店長になるのかなと他人ごとのように考えていたところ、突然!お前がやれと言われ泣く泣く仙台での単身赴任生活が始まりました。

 実際、赴任してみれば仙台の街並みはお洒落で都会的、また、非常にコンパクトに纏まった素晴らしい街でした。仙台駅を中心に1.5㎞程度の半径に市の中心部がすっぽり納まり、おそらく会員各社様の東北支店がこの中にあると思います。(ゼネコン激戦区?)

 住まいは広瀬川沿いの西公園近くにあり、そこから歩いて約20分で支店に着きます。夜も歩いて帰るのですが、途中、夜の街でとても有名な国分町があり、当然のごとく週に二、三度は夜の街に吸い込まれて行くことになります。

 街の風物詩としては、一月の極寒の中、さらしのみで街をねり歩く『どんと祭』、新緑眩しい5月に行われる『青葉祭り』、7月の『七夕祭り』、9月には全国の音楽好きが集まる『定禅寺ストリートジャズフェスティバル』が催され街のあちこちでストリートバンドがジャズを演奏していて音楽好きにはたまらない催しです。そして最後に、12月には定禅寺通り800mの区間を60万個にも及ぶ電球で彩る『仙台光のページェント』が開催されとても美しく感動します。こんな感じで仙台ライフを楽しんでいたのですが、突然、東京に戻ってこいとの辞令が発令され、昨年4月に6年間の単身赴任生活を終え泣く泣く東京に戻って来た次第です。

2019年5月