「eSports」というスポーツ

白神 真史,高周波熱錬

主に施工部会でお世話になっております、ネツレンの白神(しらが)と申します。
皆様の過去のコラムを拝見させて頂きましたところ、マイブーム的な話題が多かったので私も皆様に倣って最近の話題を執筆致します。

皆様の中で「ゲーム」というとどのようなイメージをお持ちでしょうか。
※ここでのゲームとはコンピューターを用いたゲームのことです。
赤い帽子の配管工を操るものや、落ちてくるブロックをまとめて消し去るものでしょうか。
もしくはスマートフォンを用いた暇つぶしでしょうか。
どちらにせよ皆様の中で「稚拙」というイメージがあると思います。
「たかがゲーム」という皆様の認識という中で、この世界では既に「稚拙」なゲームが大きな進化を遂げていることを紹介致します。

monthly201702

世界には「eSports(イースポーツ)」という競技があることをご存じでしょうか。
英名で「electronic sports」といい、家庭用ゲームに競技制を取り入れたものです。
日本の競技人口はまだまだ少ないことも事実ですが、世界的には多くの人々が熱狂しています。
競技人口では、
1位:バスケット(4億5千万人)
2位:サッカー(2億5千万人)
3位:クリケット(1億数千万人)
4位:テニス(1億人)
5位:某eSportsゲーム(9000万人)
6位:ゴルフ(6500万人)
というデータもありました。
さらに、2016年の世界大会の賞金総額は約200万ドル(日本円で約2億円)という事実もあります。
世界的には「eSports」はゲームの域を超え、一つの産業として形成されています。

ではこのeSports何が楽しいのかというと、チームの勝利で得られる快感が他のスポーツで得るそれと同じ程度に得ることが出来ます。
相手との戦術の読み合いから始まり、対面した時の一進一退の激しい攻防、熾烈を極めるチーム戦で何とかギリギリで勝ち切った時は、脳みそからドーパミンがジュワ~と出てえも言えない快感が試合後にはあります。
活字だけだと私はサイコパスのような印象もありますが、皆さんがゴルフやフットサルで相手に勝った時と同じ気持ちをあの「稚拙」な「たかがゲーム」で今は感じることが出来ます。
実は「eSports」は北京オリンピック委員会からの招致や、東京オリンピックでのイベントとしても注目されています。
数十年後にはオリンピックの場で正式種目として「eSports」が認められ、子供のなりたい職業ランキングで「プロゲーマー」が上位にくることがあるかもしれません。
是非一度「eSports」をご体験されることをお勧めします。
※全て個人的な感想です。

2017年2月