家事の分担

日高 忠,飛島建設

 10数年間専業主婦だった妻が、昨年末からパートに出るようになりました。長女が高校受験で本人の希望が某都内私立高校(お金が掛かる)だったこともありますが、長男が小学校2年生になって多少は自分の事が出来るようになってきたので働き始めました。

 仕事を始めて半年過ぎた頃に「機嫌の悪い妻」の姿が目に付くようになり、快くは感じませんでしたが「仕事で疲れているのかな」と思って我慢してました。そんな折にNHKのクローズアップ現代を見ていたら、男性の「離婚の理由」の一つとして【浮気】と並び上位に【妻からの精神的虐待】があげられていたのに驚きました。男女平等と言われ夫婦共働きが約60%を占める現状において、家事・育児に割く時間は女性は男性の10倍以上で、「不公平感」が「悲しみ」になり「怒り」に変わって夫に対して妻がキレてしまうようです。<夫が妻の話を聞かない事も怒りを増長する原因の一つ>
こういった場合に夫(男性)は、怒りの原因や対応策を考える傾向にあり、「どうして怒っているのか」と聞いても妻(女性)は自分を理解していない事に怒りを増長させるようです。妻(女性)は自分の苦労を理解してほしく、とにかく「相手の話をよく聞く」ことが良いそうです。

 NHK番組を見た日を境に少しでも妻の家事負担を低減するために、自分で出来る事は何かを考えて、下記事項を「夫の家事」にしました。
  1. 食事の後片付け(食器洗い)
  2. 週末の食材の買い物には同伴し、食事のメニューを一緒に考える
  3. 週末は料理を手伝う(出来る限り)

 最近は働き始める前の妻に戻り、月1~2回のゴルフにも理解を示すようになりました。まだまだ妻には掃除・洗濯など多くの負担(苦労)を掛けてますが、少しでも妻の自由な時間が取れるように家事を手伝っていきたいと思います。

2016年9月