花見

山口 博司,大末建設

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 初めまして、大末建設の山口と申します。今回、コラムの執筆を依頼されましたが、私にはこれといった趣味のようなものがありませんので色々となやんだ結果、季節に配慮し花見について書くことにしました。

 大学を卒業して、30年以上経ちますが毎年同級生が集まって忘年会(同窓会)を開催しています。一年に一回だけだと面白くない(皆で集まって騒ぎたい)ので、10年位前から、有志が集まって春には花見を秋にはハイキングを行うことにしました。

 桜の季節になりますと、京都や奈良はいつも多くの人で混んでいますが、大阪市内にも意外と花見の穴場がたくさんあります。私達は毎年、大阪市中央区高津町にある高津神社の公園で花見を楽しんでいます。規模的には大阪で有名な大阪城公園と比べるもなく、こぢんまりとした公園ですが、その分出向いてくる人は近所の方が多いので桜の本数と見物客の数との関係はなかなか余裕のある関係になっています。

 高津神社は、正式には「高津宮」といい、かの仁徳天皇を王神と仰ぐ神社です。平安時代、清和天皇の勅命により、旧都の遺跡を探索して社殿を築いたのが始まりとされています。時代が下り、江戸時代の上方落語では「高津の富くじ」「崇徳院」等の舞台にもなっていて、五代目文枝はここを活躍の本拠にしていたということです。

 花見の酒および撮みは、各自持ち寄りとなっていて色々な料理と飲み物を楽しめますが、一番楽しみなのが山口県の銘酒「獺祭」を味わうことです。非常においしく飲みやすいので飲みすぎに注意が必要です。

 気が付けば、中味のない話を長々と続けてしまいました。この辺で筆をおきたいと思います。最後までお付き合いいただき有難うございました。

2015年4月