めぶき

吉田亮子,植木組

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 こんにちは!突然、このコラムの執筆依頼が私のところへやってきました。3月なので、今年度を振り返り、一番、建築らしく、楽しかった思い出を書こうと思います。

 新潟県十日町市に池谷と言う集落があります。若者が集落を離れていき、いわゆる限界集落となり、けれど最近、若者移住者が増え、子供が生まれ、限界集落を脱出、“奇跡の集落”と言われているところです。

 ここに、移住者用の住宅を建てる計画があり、地元の建築士の仲間に入れてもらい、「お家をたてようワークショップ」に関わらせてもらいました。現場の草刈り、地鎮祭、伝統的な地固め儀式、森からの木材切り出し、土間配筋組立、木造建て方、上棟式、餅まき、外壁張りまで、とりあえず家として囲う所まで、一般の参加者と集落の方と一緒に、みんなでお家を建てました。当然、プロの手も借りながらだけど、家が建っちゃった事に、びっくりです。集落の人たちやみんなに愛されて、すくすく育ちますよーに。名前は、「めぶき」と言います。女の子かなぁ。いや、嫁には行かないから男の子か…。

 集落の存続の危機、自分の住んでいるコミュニティーが無くなるかもしれない危機感は、私自身、あまり実感がないけれど、その集落の人たちのエネルギー、なんでも受け入れるパワーってすごいなぁと思いました。

2015年3月