ロボットの街

舟木秀尊,奥村組

ロボット実験区間の看板いろいろ
ロボット実験区間の看板いろいろ
セグウェイツアーに遭遇
セグウェイツアーに遭遇
試乗体験
試乗体験

 つくばで生活していると、“この歩道の車道側2Mはロボットが通ることがあります。近くを通るときはご注意ください。”という奇妙な看板を目にすることがあります。これは「つくば駅」や「研究学園駅」を中心とする“ロボット実験区間”に設置される看板で、近年、目にするようになりました。これまで日常生活で“ロボット”を目撃することは一度もありませんでしたが、4月になって家族で花見をしようと「つくばエキスポセンター」周辺を散策していると、はじめてその一行“セグウェイツアー”に遭遇しました。

 つくば市は、平成23年3月に“つくばモビリティロボット実験特区”として認定され、国内で唯一、公道をモビリティロボットで走ることが認められています。この4月から特区を活用した『セグウェイシティーツアーinつくば』と称する民間ツアーが始まったそうで、つくば市の街並みや名所を約1時間半かけてセグウェイで巡ることができます。ツアー料金は6,000円(ガイド、保険代を含む)なので決して安くはありませんが、“国内唯一”ということもあって興味津々です。早速、ツアーに申し込もうとホームページを覗いてみましたが、7月までの開催分が全て定員に達しており、少し気付くのが遅かったようです。後日、科学技術週間(4/14~4/20)において、つくば市内の研究機関一般公開があり、国立環境研究所の低炭素社会に向けた交通システムに関する紹介においてセグウェイ試乗会に参加することができました。つくば市におけるセグウェイ通勤の実現を予感させるイベントで、実証試験を重ねて規制の枠を乗り越えて欲しいと思いました。

 最近、いろいろなロボットがテレビ等で紹介されています。“人”が装着するロボットスーツは介護などに利用される生活支援ロボットのひとつです。これらが建設分野に拡がると、キャプテンパイル工法のPCリング設置工事も、ロボットスーツを装着した“人”が行う日が来るのかもしれません。その頃には、施工部会にロボットを活用した施工方法ワーキング?が誕生していることでしょう。今後とも宜しくお願い致します。

2014年4月