インターンシップで感じたこと

菅原 良介,新日本建設

 2013年9月6日、今日は設計部のインターンシップが行われました。インターンシップとは学業についている者が企業や官公庁などで自らの専攻や将来の職業選択に生かすため就業体験することで、その内容は職場見学から、業務体験、企画立案まで幅広いものになります。またインターンシップの取り組みは弊社でも初めての試みでありました。大学生達にとってはこれから本格的に就職活動を始めようとしている時期でありました。今回参加した学生達は3名で、彼らは全員意匠設計を希望している建築学科の3年生でした。私は今年で入社7年目なり、当時自分が就職活動していたころの気持ちも忘れかけていたのと、自分自身も建築学部の学生に接することが久しくなかったため、このインターンシップをとても楽しみにしておりました。

 他の企業は5、6日間かけて行う企業もあるということでしたが、今回は「マンションデザインに触れる1Dayインターン」として1日だけのインターンシップを行いました。私はインターンシップの目的は設計部雰囲気と組織設計事務所の業務体験をすることにありますが、「実は裏の部分にもっと学生が社会人接することで得られるヒントがたくさん隠れている。」ということが、社会人になって数年立つ自分が思うことでもありました。学生達は気づいているかどうかはかり知ることはできませんが、もし自分が過去に戻って、就職活動している自分に伝えられたらいいなとも思いました。

 本日のスケジュールは午前中、会社の概要と設計業務の説明を行い、午後中は実際に手を動かして例題の住戸プランの作成を社員と一緒に行ってもらいました。学生達はすごく真剣に住戸プランに取り組んでもらいました。採用試験を受けているような真剣さだったので、私はせっかくですのでもっと設計事務所の雰囲気も五感で感じてほしいと思い、なるべくリラックスして会話をしながら作業を一緒に行いました。自分の住んでいる家について、設計について、色々と自分なりに大切なものを伝えようとしてみました。特に私が学生に伝えたかったことは、設計事務所に就職する方法や会社の概要や、もっといえば設計の技術的な話しではなく、未来の設計者としてこれから必要となることはコミュニケーションが磨くことが大切さとか、そういったことだった様に思います。

 住戸プラン作成の後に講評会を行いました、そこで上司からのコメントを聞くことが出来ました。私も普段の業務では聞けないような話しを聞けたので自分にとっても大変勉強になりました。これから学生達は本格的に就職活動が始まり、忙しい日々になると思いますが、今日来て頂いた学生を設計部一同、心から応援しております。

2013年9月