自転車についてあれこれ

奥平紀章,東亜建設工業

GIANT ESCAPE R3
GIANT ESCAPE R3
現在の自転車
現在の自転車

 今年度から技術部会に参加させていただく事になりました、東亜建設工業の奥平と申します。よろしくお願いします。
 CTP協会での最初の活動がマンスリーコラムの執筆になりますが、最近、自転車についてあれこれ思うところがありますので、そのことについて書いてみたいと思います。

 実は私、2009年の1月から趣味で自転車に乗っています。きっかけは、運動不足のため入社して10kg近く太ってしまったから。
 そこで購入した自転車は、GIANTの「ESCAPE R3」という約5万円のクロスバイクです(写真1)。ママチャリ以外の自転車を買ったのは初めてでした。一言、軽い。12kgくらいなのでママチャリの半分くらいです。
 毎週大体100km近く走っています。これまで約40年、ほとんど運動をしてこなかった私でも問題無しです。球技もダメ、走るのもダメな私でも自転車は問題無しです。ジョギングとは違って、膝への負担もありませんし。
 
 これまでママチャリ乗りだった私ですが、(ママチャリとは違う)自転車に乗るうちに、自転車の乗り方や考え方が変わってきました、というか本来の乗り方がようやく分かってきました。これまでの私の乗り方は大多数の日本人と同じママチャリ的乗り方でした。自転車を軽車両と認識することもなく、歩行者と同じ、歩道を走ることが当たり前。歩行者がいればベルをチリチリと鳴らし、右側を走ってもお構いなし。ライトも付けず、飲酒運転も当たり前(さすがにケータイ見ながら運転は怖くてできませんでしたが)。自転車の乗り方にルールがあることを分かっていませんでした。
 ところが本当の自転車に乗り始めて、これまでの自転車に対する間違った認識を改めました。自転車は軽車両ですよ、車道の左端を走るんですよ。歩道を走るとお年寄りや子供や車椅子などといった歩行者に対して危険でしょ。第一、歩道は歩行者優先でしょ。ライト付けないと周りに自分の存在を分かってもらえず危険ですよ。歩行者と同じ右側通行は出会い頭事故の原因になって、とっても危険ですよ・・・と。

 そんなことで現在では、ヘルメットを被って車道の左端を時速30kmくらいで春夏秋冬、疾走しています。4年と8ヶ月が経過し、これまでの走行距離は約2万2千キロ。私の自転車はこのように変身しました(写真2)。私の身体も元に戻り、入社当時のスーツが着られるようになりました。

 皆さんもママチャリとは違った自転車に乗ってみてはいかがですか?

2013年8月