芭蕉の足跡を訪ねて
尻無濱昭三,鉄建建設

麓から見上げた五大堂

芭蕉の歌碑

五大堂の眼下の田園風景
施工部会でお世話になっています。鉄建建設の尻無濱です。
3.11の震災以降は、復旧支援などで、東北地方を仕事で訪れる機会が増えましたが、なかなか、某TVCMの様には、名所・旧跡を巡るまでは、いかないのが現実でしょうか?
たまたま、復興の地元支援も兼ねて、「月日は百代の過客にして…」で始まる芭蕉の紀行文集、「奥の細道」ゆかりの地を訪ねる機会がありましたので、紹介します。
仙台駅から、仙山線1時間余り、山形県にある“山寺”を訪ねました。「閑さや岩にしみいる蝉の声」で有名なお寺です。蝉の声を聴くには、季節が早すぎましたが、「力こんにゃく、一串100円」など、ご当地ならでの、土産物屋や食べ処を抜けると、奥の院まで、「千十五段」とあり、きつい石段を登ると、途中、芭蕉の名句を書いた“せみ塚”などあり、目指す、五大堂までは、更に、きつい石段を登る必要があります。登りきった先にある五大堂からの、眼下に広がる、新緑と田園風景は、爽快そのものです。
また、山寺は、正式には、宝珠山立石寺、1150余年前に開山した寺で、本尊の木造薬師如来坐像は、今年(2013年)が、御開帳(4月27日~5月31日)に当たり、次回は、50年後にしか見られない、貴重な秘仏らしいとのことです。
これからは、さくらんぼの季節で、ぜひ、“蝉の声”を聴きに、さらに、蕎麦に、日本酒に、どぶろく と、名産品は数知れず、足腰、特に、膝に自信のある方は、訪ねてみられたら如何でしょうか?新たな発見があるかもしれません。
2013年5月