こんな人たちと歳を経てきました

山浦 一郎,五洋建設

 五洋建設の山浦です。前回2007年5月から2度目の執筆依頼が廻ってきました。依頼案内には「ソフトなテーマ」とあります。趣味を書かれている方が多いのですが、人様に紹介できるような趣味は見当たらず、何をテーマにしようかと考えている中で、最近人の名前が出てこず、認知防止に向け、ひたすら記憶の糸を手繰り寄せる格闘を、日々続けていることに気付きました。そこで、学年同期の著名人について、様々なジャンルから探り出してみようかと思いますので、お付き合い下さい。

 スポーツ界では、サッカー・K-1の時代ではなく、巨人・大鵬・卵焼きの筆頭であったプロ野球、やはり江川卓ですね。入団経緯のペナルティとして開幕2ヶ月の登板猶予の後、1979年6月に先発デビュー、相手は掛布雅之の居たライバル阪神でしたが、負けてしまいました。それから引退までわずか9年、135勝72敗の戦績で球界を去っています。
 相撲の世界は、ウルフと呼ばれた千代の富士(秋元貢)です。大関昇進は遅かったのですが、横綱昇進とともに優勝回数を伸ばし、大鵬に次ぐ31回の賜杯の栄誉に浴しています。
 ボクシングでは世界王座防衛13回の具志堅用高、ゴルフではポパイと呼ばれた日本学生4連覇の倉本昌弘、スポーツかつ観る側の儚い夢を伴う競輪では世界選手権個人スプリント10連覇を果たした中野浩一が挙げられ、記憶とともに記録を残しています。

 芸能の世界、古典では中村勘三郎、茅ヶ崎あたりでは桑田佳祐、エキゾチックジャパンの郷ひろみ、燃えろ!いい女の世羅公則、妻が別人でも気付かないマルちゃん正麺の役所広司、笑いながら怒る竹中直人、離婚ネタを続ける明石家さんま(杉本高文)や反社会的勢力との黒い噂で引退した島田紳助と多士済々のようです。

 一方、政治の世界では、全共闘世代を弾除けにした世代背景(ノンポリ、日和見)により、あまり浮かばず、社会民主党の女性党首であった福島瑞穂程度です。

 さて、協会では斎藤さんです。同学年と知ってからは、かなり距離が近づいた感がします。育った地域・環境は異なりますが、日本のその時代を共有した連帯意識と価値観の共通性が成せるものだと思っています。協会という多国籍共同体の中で、上下世代との付き合いも楽しいものですが、やはり学年同期の仲間を見つけ、より腹を割った付き合い(懐古的な話題で盛り上がる)もお勧めですよ。

2012年11月