まさかの出来事

埋田祐介,淺沼組

 今年の2月初旬、近所のショッピングセンターでの出来事でした。買い物中にふと財布を開けて普段滅多に見ることの無い自動車の運転免許証を眺めると、表に記載されている有効期限がなんと1年近く(11カ月も)切れていたのです。勿論、免許を取得して10年以上そんな経験は無かったので、免許がどうなってしまうのかという知識もなく、動揺しながらも頭の中では手続き等は大変になるだろうがどうにかなるだろう(更新できるだろう)と都合のいい方向に考えながら買い物を済ませ帰宅しました。

 帰宅してすぐにインターネットで調べると、不安は的中し免許は失効してしまうという結果に一瞬呆然となりました。少し落ち着いてさらに詳しく調べるとうっかり有効期限が切れて半年以内の場合は試験場での手続にて更新可能で、半年を超えて一年以内の場合は試験場での手続きで仮免許証の発行が可能(ただし本免学科試験・技能試験の受験が必要)、一年を超えると完全に免許取り消しということが分かりました。 
 私の場合は期限切れ後ぎりぎり1年以内で気がついたので、完全な免許の取り消しという最悪な事態は避けられたので、今になって考えるとこの点については不幸中の幸いだったと思っています。

 そもそも今回の大失態は、2年程前引っ越した際に住所変更の手続きを怠っており、通常免許更新の時期に届くはずのお知らせ(免許更新の)ハガキを受け取れなかったことが原因でした。

 ということで、2月末に府中運転免許試験場で免許証の失効手続きを行い、仮免許証を発行してもらいましたが、私のようにうっかり失効して手続きに来ている人が他にも何人か居たことに驚いたと同時に少し気が楽になった感じがしました。

 本免許を再取得するには指定教習所で2段階から入校して卒業する方法と本免学科試験と技能試験を試験場で受験する一発免許の方法がありますが、もちろん時間もお金も無いため難しいのは承知の上で後者の方法を選択せざるを得ませんでした。
 とりあえず本屋で薄い学科試験対策問題集を購入して一通り問題を終えた後、3月中旬に学科試験を受けました。試験は100点満点中90点以上が合格で、試験を終えた時の手ごたえはいまいちでしたが無事合格しました。おそらくギリギリの点数だったと思います。万が一落ちたら再度受験料が掛かり妻にも怒られるという小さなプレッシャーからとりあえず解放されてほっとしました。
 残るは試験場での技能試験ですが、10回以上落ちる人もざらに居るという話もよく聞きますので、1発合格はなかなか難しいとは思いますが、インターネット等で情報を収集し、学生時代に教習所で教わったような安全確認の方法などの忘れかけていた記憶を思い出す作業を行い、週末には妻を教官にして公道で何度か練習をしました。     
 来週の5月中旬に技能試験の予約をしており、何とか1回での合格を目指して頑張りたいと思います。

 もう2度と経験したくないようなことですが、今回の失態で免許証の大切さや安全運転の再認識ができたということはプラスに考え、免許が再取得できたらこの経験を是非生かしたいと思っています。
 皆様、免許は大切にして下さい。

2009年5月