世界遺産登録を願って

石丸達朗,戸田建設

 本協会も、08年9月時点で正・準会員19社、賛助会員3社と、発足時の2倍を超える会員数となりました。賑やかになり、様々な会社の方との交流を楽しみに活動させていただいております。これからも半固定工法のトップランナーを目指して発展させていきたいと思っておりますので、宜しくお願い申し上げます。

 さて主題のコラムですが、先筆のコラムを拝見しておりましたら、ある写真に目がとまりました。それは、今年2月の東亜建設工業加々良様のコラムにある、天草の教会の写真でした。
 これは鉄川与助という棟梁が設計施工した物です。与助の本拠地である五島列島のほか、長崎県内を中心に多くの与助の作品が残っており、与助が建てた教会を多数含む「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」が、現在、世界遺産の暫定リストに登録されています。
 詳しくは下記のHPでご覧いただけますが、隠れキリシタンや踏み絵などの長い弾圧を受けた鎖国時代を経て、その呪縛から解かれた信徒の教会建設への情熱に心を打たれた与助は、ド・ロ神父などから指導を受けつつ、独学で勉強して建てたと書いてあります。
長崎県HP  http://www.pref.nagasaki.jp/s_isan/top.html
鉄川与助HP http://www1.odn.ne.jp/tetsukawa/

 最後に、麻生首相と同じような祖先の話で甚だ恐縮でございますが...^_^;
 実は、この鉄川与助は私の親戚(曾祖母の兄)でありまして、長崎方面へお出かけの際には、世界遺産本登録を願ってお立ち寄りいただけると、大変有り難く存じます。

2008年9月