寒い冬を乗り越えて

山際 憲博,福田組

 年が明けて1月,いよいよ本格的な寒い冬の到来となりました。

 皆さんのところでは雪はいかがでしょうか? 東京では1月16日夜に記録的な暖冬となった昨年より59日早く初雪を観測したそうです。
 私は、東京に転勤になり3年目になります。その前は冬の寒さが厳しい新潟で勤務していました。東京の通勤手段は電車ですが、新潟では車通勤であったために冬の天気予報を毎日気にする必要がありました。雪の降りそうな日は早く家を出なければならず、また、路面の凍結時には車の運転に細心の注意を払わなければならずと、雪はあまり有難い存在ではありませんでした。

 雪の存在に最もうんざりさせられたのは、工事現場に勤務していたときのことでした。新潟市内での現場勤務でしたが、その年は例年よりも積雪が多い年だったと思います。深夜に雪が降った翌朝は、まず現場の作業は除雪から始まります。除雪車の手配と雪を運搬するダンプの手配を朝行い、除雪が完了するのは午前10時ころ。ようやく仕事が始められる状況でした。

 新潟の冬と比較し、少し大げさかもしれませんが、東京は天国です。ほぼ毎日が晴天続きで雨も雪もほとんど降りません。話には聞いておりましたが、こんなにも日本海側と太平洋側で天気が異なるのかと驚きました。

 さて、今年はどのような年になるでしょうか。年初より株価急落、原油高などの問題があり、また、建築業界にとっては昨年の建築基準法改正などから建築着工数が激減するなど不安材料が蓄積した状態での年初めとなってしまいました。今年は建設業界の景気動向も一日も早く、曇りから晴れへ転換していくことを期待し、明るい年になって欲しいと考えます。

2008年1月