またしても・・・

鳥羽 寛,植木組

設計部出入口から
設計部出入口から
当社隣の某酒造の倒壊
当社隣の某酒造の倒壊

 7/16日(海の日)、私と同僚2人は、休日出勤のため出社していました。会社は新潟県柏崎市の中心部に位置します。AM10:13分。 突然襲ってきた大きな揺れ。「地震だ!デカイぞ!早く机の下に入れ!」凄まじい揺れと、棚などが倒れる音。何十秒か不明ですが暫くして揺れがおさまり、「おい!生きてるか?とにかく外に出るぞ!!」足の踏み場も無いほど机、棚が転倒し、出口を塞いでいました。なんとか外に脱出。外は土煙で真っ白になっていました。「どこか倒壊したな..」私たちは、とにもかくにもそれぞれの家に向かいました。帰路の光景もすごいもので、木造家屋の倒壊、道路の地割れ、などが数多く見受けられました。幸いなことに、設計部社員と家族も全員怪我も無く済みました。(家の被害は全壊から無傷までと様々ですが)
 
 2004年の中越地震では、柏崎は震度Ⅴ弱。 今回はⅥ強の揺れ。本当に比べものにならない揺れでした。(当然被害も比べものにならないほど甚大です。)

 今回の中越沖地震の被害状況や発生メカニズム等は、ニュースやインターネットで多くの情報が提供されていますので詳細は省略しますが、建築物の被害の特徴としては、古い木造家屋の倒壊、地盤の液状化による建物の傾斜、切土上の盛土の滑りによる建物の傾斜、等、表層地盤の変形による建築物の被害が多いと感じます。非木造建築物については、倒壊などの大きな被害は見られていませんが、今後、様々な状況が判ってくると思います。 

 また、生活に欠かすことのできない道路やライフラインの復旧も全国から専門業者が応援に入り連日連夜作業をおこなっています。自衛隊やボランティアの人々の活動も被災者にとって大変有り難く感謝の気持ちで一杯だと思います。
 
 わずか3年も経たないうちに、同じ新潟県中越地域で2回も激震(烈震)に見舞われるとは夢にも思いませんでした。今後は、地震に対する備えを十分にしていくつもりです。

 最後に、4月からキャプテンパイル協会の準会員として仲間入りをさせて頂いておりますが、足手まといにならない様に頑張って行きたいと思います。

2007年8月